骨盤矯正という言葉をよく耳にしますが、骨盤の歪みはそもそも股関節の歪みからきています。それが原因となって全身の歪みにつながるんです。股関節を柔らかくして、美しいレッグラインと美しいボディを手にいれましょう!
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あなたの悩みの原因は股関節かも?
下半身が太い
股関節が開きっぱなしだと、不安定な股関節を支えようと、太ももやふくらはぎに筋肉がつき、太く逞しい足になりがちです。
女性に多い洋ナシ体型。上半身は痩せているのに…という方は股関節が原因かもしれません。更に股関節にはリンパが集中しています。ここが流れないと脚全体のリンパが滞ることになります。
XO脚は股関節が原因
外に広がった股関節をカバーしようと、膝の内側に重心がかかり膝頭は内側へ。だが、膝は内向きなのに股関節が開いているのでひざはぴったり閉まらない。そんな現代女性に一番多いのがXO脚!自分の脚を確認してみてください。
顔の歪みにまで影響
股関節から生じた歪みは、骨盤から背骨、首へと広がり、なんと頭蓋骨や顔にまで影響し、顔の左右が非対称になる、瞼がむくむ、目が小さくなる、頬骨が落ち込み老け顔になる、という状態になることもあります。いくらお顔のケアをしても股関節が原因ならそこを改善しないと意味がありません。
冷え性・生理痛
女性を悩ませる「冷え」も股関節の開きからくる場合が多いのです。股関節の周りには送る太い血管や、リンパ管が通っています。股関節の位置がずれると、それらを圧迫して血液やリンパの流れを滞らせ、「冷え」や「むくみ」を招いてしまうんです。そしてその冷えは生理痛にも影響します。他にも股関節には女性ホルモン関連器官が集中していたり、可動域を広げることで怪我防止になったりと股関節はとても重要なんです
こんな人は股関節が歪んでいます
・椅子に座るとつい足を組んでしまう。
・横座りをする。
・スカートが回ってファスナーの位置がずれる。
・靴のかかとの外側ばかりが減っている。
・ヒールをはくと膝を曲げて歩いてしまう。
・長時間立っていると腰が痛くなる。
・便秘がち。
・姿勢が悪いと言われる。
などなどいくつ当てはまりますか?自分で出来るセルフチェックです。いくつも思い当たる人は注意が必要です。
股関節を柔らかくしよう
そもそもの股関節とは太ももの骨(大腿骨)と骨盤の接合部を指します。骨盤と大腿骨のつなぎ目である股関節がずれると骨盤もずれるという訳です。そして股関節の可動域が狭いと、周りの筋肉も凝り固まり脚が、だるく太くなるんです。
簡単ストレッチ
誰でも出来る簡単ストレッチです。寝転がっている時にお試しください♡
1,仰向けに寝転び右足を床と平行になるように曲げる。
2,右足を円を描くように大きく回す。(外回り、内回り各3回しずつ)
3,左足も同様に行う。
4,左右回し終わったら両膝を揃えて膝裏が90度になるように曲げる。
5,肩が浮かないよう左右に倒す。×10回(膝が離れないように気をつける)
あぐらをかいてストレッチ
ストレッチを行う時間はお風呂上りが効果的ですが、続けることが大切ですので毎日続けやすい好きな時間に行ってください。まずは基本姿勢から。体が硬い方はこのストレッチから行って下さい
1,両方の足裏を合わせて背筋を伸ばし地面に座る。(合わせた両足が離れないように軽く手を添える)
2,かかとは出来る限り自分に寄せる。
3,その状態のまま膝を上下に20回動かす。
4,膝に手を乗せ、10秒数えながらゆっくり下に力を加えていく。(膝が床につくようなイメージで、息を止めないのがポイント)
5,4×5セット。くれぐれも無理をしないように!行っていくうちに脚が開いていくのを実感すると思います。
股関節を柔らかくするストレッチ
脚が開けるようになったら、前に倒れます。
1,上同様、両足裏をつけて座る。
2,背筋を伸ばしたまま、頭を遠くの床に置くように前に倒れる。(頭からいかないように目線は上気味。骨盤から倒すイメージ)
3,これを10回。10回目には出来る限り倒した状態で10秒キープ。
これをやり続けると、いつの間にか床にべったりつくようになります。
脚を開いてストレッチ
まずは開けるところまで開いてみましょう。呼吸を止めない!ストレッチはこれが大事です。
【開脚時の注意点】
・腰をしっかり立てる。
・膝が曲がらない。
・膝が内側に入らない。
・背筋を伸ばす。
1,注意点に気をつけながら開脚をする。
2,右手は脚をスライドさせるように、左腕は左耳の横にくるように伸ばし、右脚のつま先をめがけて倒れる。(左脚が曲がらないように注意する)
3,左の時は右手を左のつま先まで持ってくる。
4,左右行ったら両手を自分の前に着き、あぐら同様骨盤からしっかり倒れる。(体が固い人は徐々に。脚が曲がらない程度に行う)
*2~4を10セット行う。
縦に開いてストレッチ
股関節の付け根のそけい部を伸ばすとリンパ節も刺激でき、脚のむくみを解消します。まずはゆっくり伸ばしましょう
1,右脚を立てて左膝をつく。
2,両手は右ひざに乗せ、左のつま先を寝かせ左脚を引く。
3,重心を右足に乗せ左のそけいが伸びているのを感じる。(背筋は伸ばしたまま、真っ直ぐ前を見る)
4,呼吸を止めずに10秒キープしたら重心を戻し左のそけいを緩める。
5,これを複数回行い、反対も同様に行う。
だんだんと体があったまり筋肉が伸びていくのを感じるはずです。充分に温まったらそのまま縦に開脚してみましょう
1,方膝をついた状態から脚を縦に開いていく。(固い人は後ろ脚を少し曲げる)
2,骨盤がしっかりと並んで前を向いていることを意識して姿勢を伸ばす。
3,両手は体の両側に付き、ゆっくりと前に倒れる。(お腹からすこしずつ脚につける感じ)
4,ゆっくり体を起こし息を整えたら背中を反らす。(目線はつま先になるように)
*5セット行い、反対も同様に行う。